「国民皆歯科検診」が始まります-長岡市の歯科・歯医者・インプラント・入れ歯なら痛みに配慮した治療の「ひまわり歯科」へ

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「国民皆歯科検診」が始まります

「国民皆歯科検診」が始まります。

 

国民皆歯科検診の導入は、2025年を目標です。

 

目的:国民の口腔健康を維持し、向上させること
特に高齢化社会における健康管理の重要性を考慮

 

<内容の一部>

①早期発見と治療:定期検診により 歯周病、虫歯などの早期発見~治療が可能。
②全体的な健康の向上:口腔の健康が全身の健康と密接に関連してる
→歯科の健康を保つと全体的な健康状態の向上に繋がる。
③予防意識向上:定期検診を通じて、予防意識が高まり、日常の口腔ケアに対する効果が増加で。
④医療費削減:早期治療により、高額な医療措置が必要になるリスクを減少させることができ、医療費の削減に繋がる。

 

現在、国は具体的な枠組みや運用方法について検討を進めています。

 

 

 

「オーラルフレイル」について 4

<治療>
オーラルフレイルに対しては、まずは「残存歯数維持」が第一です。

 

① 歯周病や虫歯の治療
② 残存歯数が20本以下なら・・・
インプラントで歯数増加
→不可能ならブリッジ、または、義歯で代替治療

 

ちなみに・・平成元年から、厚生労働省と日本歯科医師会は“80歳になっても自分の歯を20本以上残す”ことを目標とした“8020運動”を展開しています。

 

できれば、上下顎10本ずつあれば、ほぼ安心です。
とはいえ、歯だけ20本以上あっても、オーラルフレイルになる方はいます。
もし、オーラルフレイルに罹患した場合、回復希望であれば、改善案を共に取り組みます。

 

口腔機能改善

 

①唾液分泌向上
→あいうべ体操/唾液腺マッサージ/噛む回数増やす(硬い食材で噛む回数増える)

 

②咀嚼・嚥下機能向上→口腔体操

とにかく オーラルフレイルが疑われる症状を感じた場合
→放置せず早めに歯科医院などに相談し、オーラルフレイルを予防することをお勧めします。

 

「オーラルフレイル」について 3

<検査>
残存歯数、咀嚼(そしゃく)能力、舌の動きと力、飲み込み、唾液分泌などの状態の評価をします。
状態が良くない場合には口腔機能低下症という病名で診療します。
7項目の検査があります。

 

①口腔衛生状態不良:舌の動きが思わしくなく、口蓋部を舐められません。

→舌苔付着度から評価。

 

②口腔乾燥:唾液量が少ない。口呼吸などが背景にあります。

→2種類の検査があります。

 

③咬合力の評価

→噛む力の検査。歯の本数の検査から 総合的に判断します。

 

④舌/口唇の運動機能の評価

→「パ・タ・カ・ラ」を言えることが、飲み込み力に比例します。

⑤舌圧の評価
→舌圧の数値化は、分かりやすく 患者さんにも理解しやすいです。
→20kpa 未満は、早急に対応が必要です。

⑥咀嚼機能の評価
→咀嚼できるとは、舌で奥歯の上に食材を乗せる器用さ+噛む力など大切です。

⑦嚥下機能の自覚は?
→数値化できても そもそも どのくらい自覚できているのか?

 国としては「低栄養」注意と、言いたい。
しかし、低栄養が分かる事は、後から分かる話。
(肺炎を起こしたり、体重が減少したり・・)

 

ご家族、施設スタッフには、低栄養のリスクよりも
私は「窒息」リスクを重視することを強調します。
なかなか、目の前で「窒息」した方を助けることは、
難しいですよ。

「オーラルフレイル」について 2

<症状>
オーラルフレイルでは、物を噛んだり飲み込んだりする機能が徐々に低下します。
①食べこぼし
②嚥下時のわずかなむせ
③噛めない食品の増加
④滑舌の悪化

食欲低下、食べられる食材が減少するなどの状態を引き起こします。
 
オーラルフレイルの状態に陥ると、人生の大きな楽しみのひとつである
「食事」への満足度が低下したり、他者との交流が不自由になるため
精神面で大きなダメージを受けることも少なくありません。

活動性の低下

さらなる口腔機能の低下・食事量の低下

低栄養状態につながります

 

「オーラルフレイル」について 1

オーラルフレイルをご存知でしょうか?

 

<定義>
加齢による衰えのひとつで、食物を噛んだり飲み込んだりする機能が低下したり、滑舌が悪くなったりします。
など「口」に関連する機能が低下しつつある状態のことを指します。

 

<原因>
オーラルフレイルの根本的な原因は「加齢」です。

 

オーラルフレイルという概念は、2014年に厚生労働省が提唱しました。
加齢と共に生活範囲が狭くなる、精神的に不安定になりやすいといった状態が生じます。
結果、口腔の健康状態を維持するための意欲が減退していき歯周病や残存歯数の低下などが引き起こされやすくなります。
→この時期を「前フレイル期」と呼び、さら機能低下が進むと
①食事時にむせこむ②硬いものが噛めなくなる③滑舌が悪くなる
→この状態が「オーラルフレイル期」になり
①飲み込めない②噛めない
最終的な「フレイル期」になります。

 

つまり、加齢によって生じる身体的、社会的機能の低下に対して適切な対処を行わないことがオーラルフレイルの大きな原因なのです。

 

https://www.ha-niigata.jp/topics/public/detail/id/118

 新潟県歯科医師会にオーラルフレイル紹介動画あります