もともと私は、開業するなら生まれ育った長岡でしたいと考えておりました。しかし、まさか子どもの頃から慣れ親しんだ地域で自分の歯科医院を開業できるとは思っていませんでした。
患者さんの中には、同級生やそのご家族がいたり、休みの日には中高生時代に所属していた卓球部の仲間と集まったり、とても温かい環境で仕事をしています。
私の実家は製本所で、子どもの頃にはよく本を作る作業を手伝ったものです。医療の道を志した最初のきっかけはすごく単純で、漫画「ブラックジャック」の影響でした(笑)。高校3年生の頃、将来は人と直接関わりを持って、人の役に立つような仕事がしたいと思っており、教師か、子どもの頃の夢だった医師とで悩みました。
そんなとき背中を押してくれたのが、歯科医師だった叔父でした。いろいろとアドバイスしてもらった結果、歯科医師を目指して日本歯科大学新潟に進学することを決意しました。